直木賞歴代受賞者

1923年（大正12年）11月5日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 97歳。

大阪市出身。

現：甲南女子高等学校卒業。

作家の佐藤 紅緑、女優の三笠 万里子の次女として生まれる。

詩人のサトウハチローは異母兄。

1950年（昭和25年）、「青い果実」でデビュー。

その後、「ソクラテスの妻」や「二人の女」「加納大尉夫人」などで注目を集めた。

また、2度の離婚や借金返済、不倫騒動など波乱万丈の人生は執筆活動にも活かされた。

1969年（昭和44年）、「戦いすんで日が暮れて」で第61回直木賞を受賞。

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1927年(昭和2年)2月5日 ～ 1996年(平成8年)1月24日

享年68歳。

東京都品川区に生まれる。

本名は田村 幸雄。

早稲田専門学校法律科卒業。

1948年（昭和23年）、東京地方検察庁に事務官として就職。

その後、肺結核となり療養生活を送った。

1960年（昭和35年）、検察庁を退職して作家に専業。

「ゴメスの名はゴメス」や「暗い落日」などの作品で注目を浴びた。

1970年（昭和45年）、「軍旗はためく下に」で第63回直木賞を受賞。

ハードボイルド小説の先駆者といわれた。

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1933年(昭和8年)10月24日 ～ 2014年(平成26年)4月30日

享年80歳。

参照 ： 渡辺 淳一 さん死去
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北海道上砂川町朝陽台出身。

札幌医科大学医学部卒業。

医学博士。

医業と並行して北海道の同人誌に執筆を続けた。

1970年（昭和45年）、「光と影」で第63回直木賞を受賞。

以来、医学小説や伝記、恋愛小説と、第一線で幅広いテーマで執筆を続けた。

また、「鈍感力」などのエッセイも多く手がけ、ミリオン・セラーも複数ある。

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1920年(大正9年)3月14日 ～ 1994年(平成6年)1月30日

享年73歳。

旧満州四平街に生まれる。

本名の読み：とよだ みのる。

岐阜県立本巣中学校卒業。

1940年（昭和15年）、海軍兵学校卒業。

1942年（昭和17年）、第36期飛行学生を卒業し、空母 飛鷹（ひよう）所属となる。

1943年（昭和18年）、ソロモン海域で撃墜され米軍の捕虜となる。

捕虜収容所を転々とした後、1946年（昭和21年）浦賀に上陸し帰国。

翌年、処女作「ニューカレドニア」を発表。

1971年（昭和46年）、「長良川」で第64回直木賞を受賞。

作品には戦記文学のほか、3部作「昭和交響楽」などがある。

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1934年(昭和9年)11月17日 ～ 2010年(平成22年)4月9日

享年75歳。

参照 ： 井上 ひさし さん死去
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現：山形県東置賜郡川西町に生まれる。

本名は井上 廈（ひさし）。

出生名は内山 廈。

上智大学外国語学部フランス語学科卒業。

駆け落ちした両親の経緯から、戸籍上は非嫡出子（婚外子）として生まれた。

大学在学中から浅草のストリップ劇場フランス座を中心に台本を書き始めた。

卒業後、放送作家として手掛けた「ひょっこりひょうたん島」は国民的人気番組となった。

1972年（昭和47年）、「手鎖心中」で第67回直木賞を受賞。

2009年（平成21年）、芸術院恩賜賞を受賞。

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1924年(大正13年)9月21日 ～ 1996年(平成8年)4月14日

享年71歳。

サハリン（樺太：からふと）登富津に生まれる。

本名は綱渕 謙錠。

現：東京大学文学部英文学科卒業。

中央公論社を経て、日本ペンクラブ事務局長を務めた。

1972年（昭和47年）、「斬」で第67回直木賞を受賞。

以降、本格的な作家生活に入った。

他の代表作に「戊辰落日」や「越後太平記」「幕末に生きる」などがある。

また、一字題 の作品48編がある。

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1934年（昭和9年）9月3日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 86歳。

青森県津軽出身。

早稲田大学文学部哲学科中退。

1957年（昭和32年）、「週刊読売」記者となる。

退職後、雑誌「映画評論」編集者や、ルポライターなどを経て作家生活に入った。

1973年（昭和48年）、「津軽じょんから節」、「津軽世去れ節」で第69回直木賞を受賞。

また、1989年に原作、脚本、監督の映画「夢の祭り」で津軽三味線に熱中する若者達を描いている。

近年は、「阿修羅像の真実」や「天才監督 木下惠介」など、主に評論作品を発表。

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1927年(昭和2年)12月26日 ～ 1997年(平成9年)1月 26日

享年69歳。

現：山形県鶴岡市に生まれる。

本名は小菅 留治（こすげ とめじ）。

山形師範学校（現：山形大学）卒業。

在学中より文芸に親しみ、校内の同人雑誌「砕氷船」に参加。

卒業後、中学校教師として赴任。

集団検診で肺結核が発見され右肺上葉切除の大手術を受けた。

その後、業界新聞の編集長を勤める傍ら、小説を書き続けた。

1971年、「溟い海」で第38回オール讀物新人賞を受賞。

1973年（昭和48年）、「暗殺の年齢」で第69回直木賞を受賞。

以降、本格的な作家生活に入った。

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1933年(昭和8年)1月26日 ～ 2012年(平成24年)10月30日

享年79歳。

参照 ： 藤本 義一 さん死去
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大阪府堺市出身。

本名の読み：よしかず。

大阪府立大学経済学部卒業。

1958年（昭和33年）、タレントの藤本 統紀子と結婚。

卒業後、宝塚映画撮影所や大映で脚本を手がけた。

1965年から始めた「11PM」のキャスターを担当し、一躍知名度を高めた。

1974年（昭和49年）、「鬼の詩」で第71回直木賞を受賞。

関西を中心にテレビコメンテーターや演芸評論家として活動を続けた。

また、多くの小説やエッセイ、文芸評論などを執筆した。

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1931年（昭和6年）9月29日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 89歳。

現：長野県佐久市）に生まれる。

東京大学文学部仏文科卒業。

三木内閣で内閣官房長官を務めた政治家の井出 一太郎は兄。

中、高校教師を経て、中央公論社勤務の後、文筆生活に入った。

1975年（昭和50年）、「アトラス伝説」で第72回直木賞を受賞。

他の作品に「抵抗の新聞人桐生悠々」や、「ねじ釘の如く」など多数。

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1937年（昭和12年）4月14日～2015年(平成27年)10月31日

享年78歳。

参照 ： 佐木 隆三 さん死去
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旧朝鮮咸鏡北道吉州郡に生まれる。

本名は小先 良三。

福岡県立八幡中央高校卒業。

現：新日本製鉄に勤務する一方、労働者作家として注目を集めた。

1963年（昭和38年）、「ジャンケンポン協定」で新日本文学賞を受賞。

1976年（昭和51年）、「「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。

同作は、松竹で映画化され、映画賞を独占し一躍 名が広く知られた。

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1931年(昭和6年)3月27日 ～ 2007年(平成19年)5月11日

享年76歳。

現：岩手県奥州市出身。

本名は佐々木 久雄（ささき ひさお）。

慶應義塾大学通信教育部文学部国文学科卒業。

岩手県下の小学校教諭として僻地教育にあたる。

養女に迎えた11歳の娘を描いた「子育てごっこ」で文学界新人賞を受賞。

1977年（昭和52年）、同作で第76回直木賞を受賞。

他の作品に「分校日記」や、「女教師―三色すみれ」などがある。

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1929年(昭和4年)3月28日 ～ 1989年(平成元年)4月10日

享年60歳。

現：東京都新宿区矢来町に生まれる。

東京都立文京高等学校中退。

阿佐田哲也名義での麻雀小説作家としても知られた。

職を転々とし、アウトローの日々をおくった。

1953年（昭和28年）、桃園書房に入社し「小説倶楽部」誌の編集者として活動。

1961年（昭和36年）、「黒い布」で文壇デビュー。

1978年（昭和53年）、「離婚」で第79回直木賞を受賞。

以降、本名と阿佐田哲也名義で執筆を続けた。

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1929年（昭和4年）3月23日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 91歳。

和歌山県和歌山市出身。

本名は津本 寅吉（つもと とらよし）。

東北大学法学部卒業。

同人誌「VIKING」に参加し、掲載作「丘の家」で注目を集めた。

1978年（昭和53年）、「深重（じんじゅう）の海」で第79回直木賞を受賞。

また、「日本経済新聞」に連載した「下天（げてん）は夢か」は、出版後にベストセラーとなった。

2003年（平成15年）、旭日小綬章を受章。

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1936年(昭和11年)5月11日 ～ 2002年(平成14年)12月17日

享年66歳。

大阪府出身。

8歳から高校卒業まで、現：福井県越前市・福井市・勝山市で過ごした。

本名は斎藤 義和。

同志社大学工学部中退。

1972年（昭和47年）に「FL無宿のテーマ」で作家デビュー。

同作は、第18回小説現代新人賞を受賞。

1979年（昭和54年）、「大浪花諸人往来」で第80回直木賞を受賞。

同作は NHKドラマ「なにわの源蔵事件帳」の原作となった。

他の作品に「幕末早春賦」や、「俺たちの行進曲」などがある。

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1926年(大正15年)4月13日 ～ 2014年(平成26年)12月30日

享年88歳。

参照 ： 宮尾 登美子 さん死去
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高知市の遊郭で芸妓紹介業を営む岸田猛吾の子として生まれる。

高坂高等女学校卒業。

1944年（昭和19年）、満蒙開拓団の一員として家族で満洲に渡った。

終戦後の1946年、高知へ引き揚げた。

1972年（昭和47年）、生家のことを描く「櫂」を自費出版。

同作で太宰治賞を受賞し出世作となった。

1979年（昭和54年）、「一絃の琴」で第80回直木賞を受賞。

代表作に大河ドラマ化された「義経」や、「天璋院篤姫」などがある。

作品のテーマは一貫して女性であり、さまざまな分野に新境地を開く。

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