芥川賞歴代受賞者

1910年（明治43年）4月7日 ～ 1989年（平成元）4月29日

享年79歳。

山口県山口市出身。

本名は柴田 四郎。

第五高等学校（現：熊本大学の前身校の一つ）理科甲類中退。

東京日日新聞社（現：毎日新聞社）に入社。

従軍記者を経て、週刊誌「サンデー毎日」の編集に従事した。

1953年（昭和28年）、「文学者」に参加。

1955年（昭和30年）に森 敦らと「立像」を創刊。

1959年（昭和34年）、「山塔」で第41回芥川賞を受賞。

作品はほかに「愛と死の森」や「含羞の花」などがある。

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1927年（昭和2年）5月1日 ～ 2011年（平成23年）10月24日

享年84歳。

参照 ： 北 杜夫 さん死去
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東京都港区南青山に生まれる。

本名は斎藤 宗吉。

東北大学医学部卒業。

精神科医の傍ら、同人誌「文芸首都」を拠点に小説を発表。

1958年（昭和33年）から水産庁の調査船に船医として乗船。

その体験を描いた「どくとるマンボウ航海記」がベストセラーになった。

1960年（昭和35年）、「夜と霧の隅で」で第43回芥川賞を受賞。

以降、「どくとるマンボウ」シリーズなどで若い読者から熱狂的な支持を受けた。

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1931年（昭和6年）3月16日 ～ 2010年（平成22年）8月29日

享年79歳。

青森県八戸市三日町に生まれる。

早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。

在学中、新潮同人雑誌賞を受けた。

1961年（昭和36年）、「忍ぶ川」で第44回芥川賞を受賞。

1965年（昭和40年）、「繭子（まゆこ）ひとり」は、NHK朝の連続テレビ小説としてドラマ化された。

また、児童文学「ユタとふしぎな仲間たち」は、NHK少年ドラマシリーズになり、劇団四季によってミュージカル化されて何度も上演されている。

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1934年(昭和9年)7月25日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 86歳。

北海道札幌市出身。

本名は鵜野 廣澄（うの ひろずみ）。

東京大学文学部国文学科卒業。

1961年（昭和36年）、自らが主宰する同人誌「螺旋」を創刊。

翌年、大学院在学中に「鯨神」で第46回芥川賞を受賞。

三島由紀夫の一件以降、純文学の筆を折り、官能小説の世界に身を投じた。

また、1972年以降、嵯峨島 昭の別名でミステリーも手がける。

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1927年（昭和2年）12月3日 ～ 1996年（平成8年）1月4日

享年68歳。

台湾・嘉義市出身。

陸軍航空通信学校卒業。

戦後、共産党に入党するが後に離党。

筆耕職人として働く傍ら、同人誌「文学街」に参加。

1962年（昭和37年）、「美談の出発」で第47回芥川賞を受賞。

1970年（昭和45年）より毎日新聞の人生相談を担当。

他の作品に「岩崎弥太郎 物語と史蹟をたずねて」や「斑鳩に日が昇るとき」、などがある。

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1926年（大正15年）4月30日～2015年（平成27年）1月29 日

享年88歳。

参照 ： 河野 多恵子 さん死去
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大阪府大阪市西区出身。

本名は市川 多恵子。

大阪府女子専門学校（旧制）卒業。

1950年（昭和25年）、丹羽文雄主宰の同人誌「文学者」に参加。

1963年（昭和38年）、「蟹」で第49回芥川賞を受賞。

「谷崎文学と肯定の欲望」で読売文学賞を受賞するなど、谷崎の読み手としても知られる。

他の作品に「一年の牧歌」や「半所有者」など、近著に「逆事」などがある。

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1915年（大正4年）1月17日 ～ 1990年（平成2年）9月11日

享年75歳。

山形県東村山郡山辺町出身。

山辺小学校高等科を卒業。

画家を志し、京都の友禅工房に奉公した後、工房を開いた。

1952年（昭和27年）、日本画で日展に初入選。

一方、1955年（昭和30年）、同人誌「ひろば」や「山形文学」に参加。

1963年（昭和38年）、「少年の橋」で第49回芥川賞を受賞。

1965年からは画業に専念する傍ら、「スケッチ紀行」などの作品を発表。

また、「凍蝶」や「凍天」の句集を刊行。

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1928年(昭和3年)3月27日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 92歳。

大阪府大阪市に生まれる。

樟蔭女子専門学校（現：大阪樟蔭女子大学）国文科卒業。

大阪の金物問屋に勤める傍ら、文芸同人の「文芸首都」や「大阪文学」に参加。

1956年（昭和31年）、「虹」で大阪市民文芸賞を受賞。

1964年（昭和39年）、「感傷旅行」で第50回芥川賞を受賞。

以降は大衆小説へと軸足を移し、若手女流作家の寵児となった。

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1935年(昭和10年)1月19日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 85歳。

東京都出身。

東京大学文学部独文科卒業。

1960年（昭和35年）、「ロクタル管の話」が芥川賞候補となり注目を集めた。

1964年（昭和39年）、「されどわれらが日々」で第51回芥川賞を受賞。

同作は累計186万部というベストセラーとなった。

また、1969年（昭和44年）、東京大学文学部助教授、後に教授、文学部長を務めた。

他の作品に「贈る言葉」や「鳥の影」、「立ち盡す明日」などがある。

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1928年(昭和3年)6月5日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 92歳。

福江市順化1丁目に生まれる。

本名は吉村 節子（旧姓：北原）。

学習院女子短期大学文学科国文学専攻卒業。

大学部の文芸雑誌「赤繪」に参加。

1953年、「赤繪」の編集長であった作家の吉村昭と結婚。

1959年（昭和34年）、「華燭」を処女出版。

1965年（昭和40年）、「玩具」で第53回芥川賞を受賞。

近著に「似ない者夫婦」や「三陸の海」などがある。

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1932年(昭和7年)4月27日～2016年（平成28年）10月26日

享年84歳。

東京都豊島区に生まれる。

本名は田口 哲郎。

早稲田大学第二文学部英文学科卒業。

共同通信社記者として勤務する傍ら、同人誌「犀」の創刊に参加。

1966年（昭和41年）、「北の河」で第54回芥川賞を受賞。

1975年（昭和50年）、共同通信を退社し文筆に専念。

他の作品に「この国の空」や「夜の蟻」などがある。

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1943年(昭和18年)12月23日生まれ。

◆ 2016年(平成28年)末 - 73歳。

長野県飯山市出身。

現：仙台高等専門学校卒業。

商社江商（現：兼松株式会社）に勤務の傍ら、小説を書き始めた。

1967年（昭和42年）、「夏の流れ」で第56回芥川賞を受賞。

当時、芥川賞最年少受賞（23歳0カ月）となった。

以後、郷里の長野県に移り住み、文壇とはほとんど関わりを持たず、孤高の作家とも形容された。

近著に「人生なんてくそくらえ」や「怒れ、ニッポン！」などがある。

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1925年(大正14年)9月19日生まれ。

◆ 2020年（令和2年）末 - 95歳。

沖縄県中城村出身。

上海の東亜同文書院大学中退。

高校教師を経て、琉球政府通商課長、沖縄史料編集所長などを務める。

その後、沖縄県立博物館長を務める一方、執筆を続けた。

1967年（昭和42年）、「カクテル・パーティー」で第57回芥川賞を受賞。

沖縄初の芥川賞作家となり話題を呼んだ。

近著に「花の幻 琉球組踊十番」や「普天間よ」などがある。

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1933年（昭和8年）11月10日 ～ 1972年（昭和47年）2月13日

享年38歳。

千葉県千葉市出身。

東京大学文学部独文科卒業。

在学中から同人誌「Neue Stimme」を刊行。

ベルリン留学を経て、東京藝術大学でドイツ語を教える傍ら、執筆を続けた。

1968年（昭和43年）、「徳山道助の帰郷」で第58回芥川賞を受賞。

以降、「長い道」や「独身者の憂鬱」、「仮りの栖」などの作品を発表。

1972年（昭和47年）、自宅で脳溢血のため急逝。

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1930年（昭和5年）11月11日 ～ 2007年（平成19年）5月24日

享年76歳。

東京都出身。

本名は大庭 美奈子。

津田塾大学学芸学部英文学科卒業。

夫の赴任先・アラスカで本格的に執筆活動を開始。

1968年（昭和43年）、「三匹の蟹」で第59回芥川賞を受賞。

小説からエッセイ、評論、詩集などの作品のほか、児童文学の翻訳もある。

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1925年（大正14年）8月27日 ～ 2012年（平成24年）10月13日

享年87歳。

参照 ： 丸谷 才一 さん死去
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山形県鶴岡市馬場町に生まれる。

東京大学文学部英文科卒業。

在学中、山形歩兵第32連隊への入営。

1952年（昭和27年）、季刊同人雑誌「秩序」を創刊。

1968年（昭和43年）、「年の残り」で第59回芥川賞を受賞。

以降、「たった一人の反乱」で第8回谷崎潤一郎賞。

「樹影譚」で川端康成文学賞を受賞するなど、そうそうたる経歴を残した。

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