小川 哲の本

2017年（第38回）日本SF大賞受賞作

2017年（第31回）山本周五郎賞受賞作

＜ゲームの王国 - 上巻＞

ポルポトが率いたクメール・ ルージュによって、引き起こされた残忍な出来事。

ポルポトの隠し子とされるソリヤ。

貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童・ムイタック。

1975年、軍靴と砲声に震えるカンボジア、バタンバン。

ふたりは、皮肉な運命と偶然に導かれ出会った。

秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺 ――

百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、あたかもゲームのように ・・・

テロル、虐殺、不条理を主題とした規格外のSF巨篇。

上巻 ・ 下巻 / 全2巻

解説：「BOOK」データベース

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アマゾン資料より転載

2015年（第3回）ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作

＜ユートロニカのこちら側＞

サンフランシスコ沖合の特別提携地区。

巨大情報企業が運営する、実験都市・アガスティアリゾート。

その街では個人情報全てを提供して得られる報酬で、豊かな生活が保証される。

しかし、個人情報が共有された理想の街での暮らしには、光と影があった。

リゾート内で幻覚に悩む若い夫婦　──

潜在的犯罪性向により強制退去させられる男　──

都市へのテロルを試みる日本人留学生　──

誰もが羨む彼岸の理想郷から零れ落ちる人々もいた ・・・ 。

SF新世代の俊英が、圧倒的リアルさで抉り出した6つの物語。

高度情報管理社会に現れる「永遠の静寂（ユートロニカ）」とは ?

解説：「BOOK」データベース

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