北 杜夫(きた もりお)
人物 / 略歴
北 杜夫(きた もりお)
本名:斎藤 宗吉
小説家、エッセイスト、精神科医(医学博士)
東京都港区南青山に生まれる
1927年(昭和2年)5月1日 ~ 2011年(平成23年)10月24日
享年 84歳
参 照: 北 杜夫 さん死去
(LINK先:姉妹サイト)追悼の森
◆ 略 歴
東北大学医学部卒業。
精神科医の傍ら、同人誌「文芸首都」を拠点に小説を発表。
1958年(昭和33年)から水産庁の漁業調査船照洋丸に船医として乗船。
その体験を描いた「どくとるマンボウ航海記」がベストセラーになった。
1960年(昭和35年)、「夜と霧の隅で」で第43回(1960年度上半期)芥川賞を受賞。
以降、「どくとるマンボウ」シリーズなどで若い読者から熱狂的な支持を受けた。
◆ 躁鬱病
壮年期より躁うつ病(双極I型障害)を発症。
自らの病状をエッセイなどでユーモラスに記し、躁うつ病に対するマイナスイメージを和らげるのに一役買うこととなった。
しかし、株て巨額の損失を蒙るなど自己破産と準禁治産宣告に追い込まれた。
この経験が戯曲風小説「悪魔のくる家」の執筆のヒントになったとされる。
◆ 晩年
1996年には日本芸術院会員となった。
2006年、日本経済新聞に自伝『私の履歴書』を連載。
2011年(平成23年)、10月24日午前6時2分、腸閉塞のため東京都内の病院で死去。84歳没。
没後、従四位に追叙され、旭日中綬章が追贈された。
特記事項
父は歌人で医師の斎藤茂吉。
兄はエッセイストで精神科医の斎藤茂太。
娘はエッセイストの斎藤由香。
◆ 主な受賞歴
◇ 芥川賞『夜と霧の隅で』
◇ 毎日出版文化賞『楡家の人びと』
◇ 日本文学大賞『輝ける碧き空の下で』
◇ 大佛次郎賞 - 茂吉評伝4部作。
◇ 旭日中綬章
◆ A Related Words :
北杜夫 作品/北杜夫の父/北杜夫 幽霊/北杜夫 娘/北杜夫 躁鬱/北杜夫 少年/北杜夫 ぼくのおじさん/北杜夫 家の人々/北杜夫の娘/北杜夫 死因/北杜夫 略歴/北杜夫 プロフィール