2020年(第33回)三島由紀夫賞受賞作
2019年(第56回)文藝賞受賞作
<か か>
19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親(かか)のことで切実に悩んでいる。
かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。
鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。
脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと ──
血縁で繋がる家族という単位 ──
自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。
彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つ ――
未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。
痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。
解説:「BOOK」データベース
価格(参考)=税込=
・ 文庫版:¥☆ ☆ ☆
・ 単行本:¥1260
・ Kindle版:1287
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画像、テキストの一部:
アマゾン資料より転載